仕込み味噌の仕込み方と保存方法

仕込み味噌の仕込み方と保存方法

仕込み味噌について

仕込み味噌とは?

仕込み味噌とは、ご自宅で熟成させる「仕込み期間」が必要な未完成味噌のことです。味噌は材料が全く同じでも、気候・風土・取り出し日など、その家々の環境によって出来具合が異なります。同じ空気を吸い、同じ環境で育った家族同然の味噌は最高の贅沢品です!

仕込み味噌の仕込み方

仕込み味噌の仕込み方について簡単にご説明します。詳しくは商品に付属の取扱説明書をごらんください。

●おたまや「手前味噌」をビニールからあけ、野球ボールぐらいの大きさにまるめて空気を抜きながら、木樽またはポリ樽に移します。

●しゃもじ等で上から強く押しつけ、出来るだけ空気を抜いてください。

●落とし蓋(押し蓋)をしてその上からビニール等で覆います。

●味噌の約半分の重石(おもし)をして下さい。

※当店「樽詰め手前味噌」は、重石(おもし)をのせて保存するだけなので、より簡単・お手軽に仕込むことができます!

手前味噌に重石をのせて保存します。

●そのまま10ヶ月以上ねかせて味噌に季節を感じさせます。アパートやマンションでも大丈夫です。

仕込み味噌の保存方法

手前味噌の保存方法

●木樽の場合は樽まわりから“たまり”がにじんでくる場合があります。ビニール等を敷いてください。

仕込み味噌の重石(おもし)について

お買い上げから約3ヶ月間は、お味噌の約半分の重石(おもし)をして下さい。その後、多少“たまり”があがって来たらおもしの重さを半分にして、“たまり”が完全にあがってきたらおもしをおろしてください。

仕込み味噌の重石(おもし)について

重石(おもし)は市販の漬物石のほか、二重にしたビニール袋に小石を入れたものや、塩袋などでも大丈夫です。落とし蓋(押し蓋)が付いていない製品については、二重にしたビニール袋に塩を平らになるように入れて重石(おもし)の代わりにして下さい。重さが味噌に均一にかかるようにするためです。 その後、和紙や不燃紙(ビニールでも良し)でタルや壷を覆いヒモ等で縛り付けて下さい。これは異物混入を防ぐ為です。

手前味噌をおいしく仕込むコツ

●ときどき混ぜていただく(天地返し)とより美味しくなります。

●カビは気にしないで大丈夫です。とくに白カビは味噌を美味しくします。たくさん出て気になるようでしたら、しゃもじ等で上澄みをそっと取り除いてください。

~ポイントのおさらい~
・10 kgの製品の場合= 約4kgの重しをする。
・約3ヵ月たったら= 重しを約2kgにする。
・“たまり”があがってきたら重しを取り除き、時々よく混ぜる。
・10ヶ月~1年間ねかせたら出来上がり。

~カビについて~
仕込み味噌は熟成醗酵の段階で必ず「カビ」が生えます。白カビは産膜酵母といって美味しさを作ってくれるカビです。
昔は味噌の表面に付着した白カビを混ぜ込んで食べた覚えがあります(笑)
その他のカビ(黒、赤、緑)などはしゃもじ等で表面を取り除いて下さい。
もちろん白カビが気になる方は、食べる時期になったら取り除いてお召し上がり下さい。